浅絞り容器 イージーピール ウェットラミ エージング OPS
圧空成形 一軸延伸フィルム HIPS OPP
アルミ蒸着フィルム 色分解 HFC 凹版印刷
安定剤 インキ FC 押し出しラミネーション
印刷 延伸ブロー成形 オフセット印刷
インジェクション成形 塩ビ オレフィン
インジェクションブロー成形  
インモールド成形
浅絞り容器 直径に対する高さの比が1よりも小さい容器。
圧空成形  プラスチックシートにヒーターで熱を加えて、軟らかくなった状態に圧縮した空気を送り込んで、金型に密着させて、冷却し、形状を作る方法。
アルミ蒸着フィルム アルミニウムを加熱蒸発して、フィルムの表面に薄い膜の状態でつけたもの。真空状態のなかで蒸発させる方がが多く使われている。
安定剤 stabilizer  時間が経過するに伴い、プラスチックの性質が物理的・化学的に変化するのを防ぐために、添加する物質。ポリ塩化ビニルは、物性的に変化し易いため、安定剤が添加されることが多い。
イージーピール easy peel 内容物が漏れ難く、開封時は開け易い蓋材の性質のこと。開封時の剥離タイプには、界面剥離、層間剥離、凝集剥離の3種類の方法があり、いずれも一長一短があるので、容器形状、内容物、殺菌条件、シール条件などによって、使い分けていく必要がある。
一軸延伸フィルム uniaxially oriented film フィルムの成形工程の中で流れ方向(縦)または、幅方向(横)の1方向に引き伸ばし
て、面配向を起こして性質を改良したもの。透明性、延伸方向の機械的強度が高まる、延伸方向の収縮性能が高まる、延伸直角方向の易引裂性が高まる、ひねり性があるなどの特長がある。
色分解 多色版の製版をする時、3原色又は墨も加えた4色の各色に分ける事。
インキ ink 印刷などに使われる色のついた液体。印刷方式・乾燥方法などで多く種類がある。
印刷 printing インクを使い、版面に描き出されている文字・絵画・模様などを、紙その他の被印刷体の表面に刷り出すこと。
インジェクション成形 injection molding → 射出成形
インジェクションブロー成形 injection blow molding 射出成形した有底パリソンをブロー型に移して、パリソンに空気を吹き込み、膨らませて形をつくる方法。
インモールド成形 in-mold 印刷を施したフィルムを射出成形金型の内部に挿入して、成形時にフィルムと容器を一体成形する方法。装飾性、強度、フィルムの選択により機能性を付与できるのが特長。
ウェットラミ wet lamination 水溶性の接着剤を塗布し、接着剤が乾燥しないうちに、圧着ロールを使って、他の基材と貼り合わせ、その後乾燥して接着する方法。いずれか一方の基材が水蒸気を透過するような基材の場合に使われる。両方とも水蒸気を透過しない材料の場合は、ドライラミネーターを使用する。
エージング 熱や機械的な応力によって生じたフィルムのひずみを除去するために、30〜40度の温室内で、2〜3日程度保管すること。
HIPS high impact polystyrene →
HFC 中央部が、嵌合部分よりも盛り上がった形状のフタ。
FC  平らな蓋。
延伸ブロー成形 stretch blow molding 熱可塑性材料を押出しまたは射出によって、プリフォームをつくり、ガラス転移点以上、融点以下で、所定の金型内で圧縮空気を吹き込み、融点以下で成形する方式。
塩ビ 塩化ビニルの略。通常は、塩化ビニル樹脂のことを指す。
OPS oriented polystyrene sheet 二軸延伸スチレンシート。透明性と成形性が良いのが特長。食品トレーによく使われる。
OPP biaxial oriented polypropylene 二軸延伸ポリプロピレン ポリプロピレンを縦横の二方向に延伸したフィルム。機械的性質(引っ張り強度、剛性)、耐熱性、透明性、バリアー性などが改良される。
凹版印刷 engraved printing 印刷しようとする画線が版材面よりへこんでいる印刷方式。彫刻凹版・エッチング版・グラビア版などがある。
押し出しラミネーション extrusion laminating 押出し機のダイを通してフィルム状に押出し、フィルムが溶融状態にあるうちに、別なフィルムに圧着して貼り合せるラミネート方式。
オフセット印刷 offset printing 版面の画線に付けたインクをゴム-ブランケット面に転写し、それから被印刷体に印刷する間接印刷法の総称。平版印刷全体をいう場合もある。
オレフィン エチレンやプロピレン、ブテンは一般式CnH2nで表されるC=C結合を1個有する鎖状の不飽和炭化水素で、オレフィンと総称される。2重結合が開いて互いに結合することにより、ポリマーになる。これをポリオレフィンと称する。

本用語集の作成にあたっては、以下の文献より引用・抜粋させていただきました。
サイエンスフォーラム社 「食品包装用語辞典」
三省堂 「大辞林」