KISCOのオリジナル樹脂材料の総称。
強度や硬度を高めるためにガラスを配合したり、劣化を防ぐため抗菌剤を配合したり、燃えにくくするために難燃剤を配合したり… さまざまなお客様のニーズや用途に応じオリジナルで提供しているKISLOYは、自動車や施設設備、OA機器など幅広い分野・生活シーンで活用されています。
大阪大学産業科学研究所および株式会社プロテクティアと共同開発した天然素材EGCG(エピガロカテキンガレード)誘導体。お茶に含まれる天然カテキンの中で最も抗ウイルス機能が高いEGCGを独自技術によりさらに強化したもので、インフルエンザウイルスを10分で99.9%以上不活化できます。ウェットティッシュ・マスクや空気清浄器などの消毒雑貨に用いられている他、将来的にはより多くの分野で活用される見込みです。
様々な特性を持つ高機能樹脂成形品の総称。
金属代替など、これまで樹脂化が困難だった製品も、KISCOのオリジナル射出成型により樹脂化が可能となります。KISCOではお客様のニーズに応じて、様々な樹脂や添加剤を用いた材料の配合・評価・成形試験などによる樹脂開発から、製品化、製品製造までを一貫して行っています。
ホットランナーシステムは、射出成型機の金型パーツに特殊なヒーター構造を付与することで、樹脂成形品の製造プロセスにおける時間短縮や材料削減など"省エネ・省資源"を可能にするシステム。樹脂の種類や用途によって異なるニーズに応えられることから、幅広い業界で活用されています。ホットランナー国内トップのシェアを誇る世紀株式会社もKISCOグループのうちのひとつです。
KISCOでは電線を製造するメーカーをお客様として、電線製造の際に使用する樹脂原料および副資材の販売や、デジタルサイネージ、セキュリティ、プラント向けに光ファイバー、光伝送装置の販売を行っています。日々変化する電気・通信業界のニーズに迅速かつ柔軟に対応するため、担当者には商品知識はもちろん、電線市場の動向、現場での製品構造等の知識を深めることも求められます。
良質なゴマからタンパク質を抽出して得られる食品素材であるゴマペプチドは、含有する特定のペプチドが血圧を下げる働きを持ち、サプリメントなどの健康食品や食品の機能性向上に用いられています。
この他にもKISCOは天然原料の輸入において南米からインドまで世界中から長年にわたる実績を持っており、専門性を活かした安定供給と、安心品質の原料素材を提供しています。
KISCOでは国内外多数の粘・接着剤原料を取り揃えており、お客様の要求特性に応える製品を選定して、提案します。特に昨今ではスマートフォンやタブレットなどの普及に伴う光学分野向け粘着テープ、フィルム、接着剤の需要伸長に合わせ、光学用製品用途でご使用頂ける特性改良材料(屈折率調整材料、柔軟性付与材料、防汚性付与材料、帯電防止材料など)の収集や提案に注力しています。
KISCOが開発した、人にも地球環境にも負担が少ない新しいタイプの洗浄剤です。
今までの洗浄剤は強酸・強アルカリや劇毒物などが使用され、作業者の安全性、環境面での問題が発生していました。これに対し、EcoPeelerは劇毒物・危険物等の有害物を一切含まない、半導体洗浄プロセスの常識を大きく変える、画期的な製品といわれています。
熱硬化樹脂であるエポキシ樹脂などをベースに、その優れた電気的特性、機械的特性、接着性、耐薬品性などを最大限に発揮するよう配合・変性した樹脂製品です。
車載部品や光学部品などの電子部品の接着・封止剤、LEDチップ用封止樹脂としてエレクトロニクス市場に販売展開しています。最近では高度な要求特性に対応するべく、お客様との共同開発を活発に行い、より高機能なカスタマイズ製品として開発・販売を行っています。
物質の一般的な状態は固体・気体・液体ですが、さらに臨界点以上になると「超臨界流体」と呼ばれる状態になり、これは気体の性質(高拡散性)と液体の性質(物質の溶解力)を持ち合わせる点で注目されています。KISCOでは自社で設計した超臨界装置を利用した独自の技術開発や、超臨界を活かす材料の開発・製造・販売、ならびにお客様のニーズに応える受託処理まで手掛けています。
「安心・安全・環境にやさしい」は人々が実際に口にするものだけでなく、そのパッケージにも求められます。メーカー機能を有するKISCOでは原材料の売買にとどまらず、最先端技術やトレンドを先取りしたデザインの提案から製品加工までを行い、お客様と共に”売れる商品づくり”に励みます。みなさんがふだん何気なく目にするカップの中に、KISCOでデザイン・開発されたパッケージがたくさんあるかもしれません。
KCフィルムは、日本で初めて開発した麺包装用のPP/LL共押出フィルム。KISCOのKCシリーズは30年以上の販売実績があり、改良を重ねながら多くのお客様にご愛顧いただいてきました。主に麺類の内装・外装用として使用されますが、強靭さと透明性を兼ね備えていることや自動包装適性に優れることから、きのこ包装や非食品分野(プラスチック成形品、小型部品)にも用いられています。
炭酸飲料用PETボトルを中心に様々な容量、形状の汎用金型を所有し、軽くて割れないガラスのような透明感のあるガスバリア性に優れた安心・安全な容器や、ボトルが酸素を吸収することにより、内容物の酸化劣化を防止し賞味期限延長効果が期待できる容器など、お客様の市場にマッチする様々な製品を展開しています。ラベル制作に関してもデザイン案の作成から、版下、製版、印刷まで手掛けています。
複雑な形状の対象物に均一な膜厚で樹脂コーティングするプロセスです。このコーティング技術は信頼性の高い電気絶縁性・防湿・防錆・耐水・ガスバリア性・耐薬品性・耐熱性・摺動性・耐候性を持っており、これらの特長を活かし、医療器具や電気・電子部品、自動車部品、航空・宇宙部品などの最先端分野から汎用分野まで幅広い用途で採用されています。
KISCOはディスプレイに使われるフィルム、センサーガラスなどの材料、ディスプレイデバイス、ディスプレイ周辺部材(タッチパネル材料など)、関連機器・装置を提供しています。韓国、台湾、中国などに設けた現地法人を拠点として最先端の技術動向を直接現地で収集することで築きあげてきた情報ネットワーク力を武器に、グローバルな事業展開を図っています。
卓球ラケットのラバー部分やマリンスポーツで用いる"フィン"、水泳用ゴーグルのフレーム部分など、スポーツにまつわる多くの道具にもさまざまな合成樹脂素材が用いられています。卓球ラバーを製造する大起ゴム株式会社をグループにもつKISCOでは、2017年より"スポーツ・レジャーチーム"を立ち上げ、今後スポーツ・レジャー業界に対するKISCO樹脂材料の更なる展開を目指していきます。
KISCOでは液状シリコーンの射出成形加工を中心に、医療機器に最適な材料を用いた成形加工を行っています。液状シリコーンの射出成形加工とは、低粘度で流動性の高い液状シリコーン材料を用いて、射出圧と熱をかけながら金型内に充填する成形加工方法で、金型の形状再現性が高く、複雑形状の製品も安定して供給できます。また材料の混練工程が必要ないため、異物混入防止にも効果的です。
KISCOでは、お客様が求める化学品を提供するため、合成方法や条件、目的物の収率や純度などに関する要望にもとづき、グループ会社を含む国内外の合成ネットワークを通じて化学品の製造と供給を行います。熾烈な開発競争の中での技術情報の入手や、製造方法・反応生成物などの機密事項についてはお客様との秘密保持契約に基づいた厳重な管理を行なっています。
KISCOではオリジナルパウチをはじめ、お客様のニーズに合わせた各種パウチ製品をご提案しています。
自己密封性の機能があるためキャップをする必要がなく、詰め替えずにそのまま容器として使える"スパウトパック"や、パウチの注ぎ口が閉塞せずボトル容器に差し込みやすい形状で内溶液を安定して詰め替えられる"KRパック"(特許取得)は、食品のみならずトイレタリー、香粧品などさまざまな用途に用いられます。