KISCO RECRUITING Information

Story of Challenge

入社1年目、インド市場開拓への挑戦

PROFILE

F.U.

2010年入社
上席主任
大学院 外国語教育学研究科修了

学生時代から海外に興味を持ち、約20カ国を旅した。大学の交換留学制度を利用して、1年間留学した南アフリカで、異なる文化に強烈な印象を受けた。大学院では英語教育について学んでいたが、ビジネスへの関心が強くなり、一般企業への就職を志望。海外に数々の拠点を持ち、また個人の裁量の大きい社風に惹かれてKISCOへの入社を決めた。現在は、世界各国の企業を相手に、販売先、仕入先、市場の開拓に取り組む。

自立心を活かす
KISCOの社風が後押し

私には、人がやらないことをやり、自立的に行動したい志向が強くあるようです。KISCOには、社員自ら課題を探し、情報を集め、行動することを求める社風があり、それが自分にフィットしたと感じます。KISCOに限らないことですが、商社で仕事をする人には、”社命だから”という理由ではなく、”自ら何かを創り出そう”とする器量が求められると思います。
入社1年目から複数の国の営業を任され、一人で海外出張にも出かけていました。

未知のインドを
トゥクトゥクで巡った海外出張

中でも強く印象に残っているのは、入社9カ月で実現した初の海外出張です。訪問国はインドで、目的はインドのエレベーター・メーカーに、接着剤を販売することでした。当時は現地拠点がなく、KISCO社内にインドに詳しい人は片手で数えられるほど。一から市場開拓に出かけるに等しい状態でしたが、だからこそ新しいことができると、ワクワクしていました。上司に「おまえならできる」と言っていただいたのもうれしかったですね。アポ取り、訪問先との調整、宿の手配、全て一人でやりました。最初は、インターネットの検索エンジンに「インド」、「エレベーター」の語を入れ、出てきたインド企業を上から順に訪問しました。とにかく一社でも多くの企業を回ることを目指しましたが、最初は何もわからず、広いインドの町をスーツ姿でトゥクトゥク(三輪自動車のタクシー。リクシャーとも呼ばれる)で移動した日も数日ありました(会社に知れたら危ないだろうと叱られるかもしれません。苦笑)。スマホのない時代ですから訪問先への地図も自分で作りました。
出張中は、上司や先輩がサポートしてくれる体制があり、営業アシスタントがしっかり日本での業務を支えてくれたので、集中してインドで活動することができたことに感謝しています。

インドにビジネスの種を
蒔くことに成功

体当たりの営業が功を奏し、チェンナイにある世界的エレベーター会社など数社にプレゼンができ、自信になりました。最終的にはその後すぐに契約にはつながらなかったものの、学ぶことは多かったですね。
歴史が長い企業にいると、お客様がいて当たり前のような感覚になりがちです。しかし商売とは常に新しいことを探し、創り続けなければいけないもの。今になって思えば、この初めてのインド出張は、一週間の短い期間で、そんな商売の原点に気づくきっかけになりました。
当時新規で訪問したインドの顧客に対してビジネスが初めて形になったのは、その後何度かインドへ行き、工場建設に先駆けて営業を続けてからです。成約までに約5年かかりましたが、相手の望む価格と品質、仕入先との連携、そして工場建設というタイミングをとらえたことが決め手になったと思います。
KISCOは2012年にインドのグルガオンに現地法人を設立しました。私が最初の出張で接触した会社との取引は今、この拠点の事業の柱の一つとして育っていることを嬉しく思います。

I'm a Supporter

KISCOには、年齢に関係なく、やりたいことがあるならやらせるという社風があります。F.U.は留学経験があり、新人の頃からアフリカでビジネスをしたいと言うなど、海外志向が強くありました。ですから、新市場を求め、勢いのあるインドを開拓しようということになったとき、任せようと思いました。心配がなかったわけではありませんが、普段の彼の仕事ぶりを見ていて、大丈夫だと判断しました。彼が先鞭を付けたインドとの付き合いは今に続くビジネスに育ち、彼の自信にもなったと思います。

T.M. - 当時の上司