受託重合サービス

KISCOでは、化学品専門商社としてのネットワークを活用し、グループ会社である大同化成工業株式会社やパートナー企業によるさまざまな受託製造をご提案いたします。


大同化成工業株式会社
~主にアクリル酸エステルを主としたラジカル重合反応~
(エマルジョン重合,溶液重合,水溶液重合)

○事業内容 塗料用樹脂、接着剤、粘着剤、コーティング剤の製造販売、受託製造、医薬品添加剤、化粧品添加剤の製造販売、新規製品開発、射出成形、押出成形、LSR
○生産拠点
♦大阪製造所
 大阪府大阪市西淀川区竹島4丁目4番26号
 (敷地面積9,600㎡)
  • 水系エマルジョン反応釜
  • 医薬品添加剤製造施設
  • LSR射出成形工場
    (クリーンルームクラス10,000)
  • プラスチック射出成形工場
♦春日部製造所
 埼玉県春日部市南栄町5番3号
 (敷地面積8,000㎡)
  • 水系エマルジョン反応釜
  • 溶剤系反応釜
  • 水溶液反応釜
  • GL反応釜
  • 押出成形工場
♦福井製造所
 福井県坂井市三国町米納津49字浜割102-10
 (敷地面積18,500㎡)
  • 溶剤系反応釜
  • 脱溶剤、粉体加工装置

化成品事業

ポリマー合成をコア技術として、合成樹脂エマルジョン、合成樹脂溶液の製造販売を行っております。大阪・埼玉・福井の3拠点で化成品の生産を行っており、各拠点での製造補完体制も整えております。また、長年蓄積した製造技術、品質管理体制を基に、樹脂合成の受託製造も積極的に行っております。

【対応可能な受託加工】

当社の生産設備の選定ならびに、生産工程のトレースを行い、スピーディーな量産化の対応を心がけています。加工技術としましては、溶剤・水系・エマルジョン系の樹脂合成の他、溶剤系樹脂からの粉体化(脱溶剤)及び溶剤置換等も行っております。

水系

  • アクリルエマルジョンの合成(乳化重合)
  • 乳化(ホモミキサーによる強制乳化)
  • アクリル水溶性樹脂の合成(アクリル酸の水溶液重合)

溶剤系

  • アクリル溶液樹脂の合成(溶液重合)
  • 溶剤置換
  • 溶液樹脂からの溶剤回収、粉体化
~受託合成の流れ~
  1. 1.受託テーマの引き合い(初回打合せ)
  2. 2.秘密保持契約の締結
  3. 3.合成法の選定
  4. 4.ラボスケール評価
  5. 5.試作品評価
  6. 6.パイロットプラントでの試作
  7. 7.実機スケールでの試作
  8. 8.量産及び納品開始

【オリジナル製品】

・粘着剤
~ダイカラック(溶剤系)~
アクリル酸エステルなどの原料モノマーを酢酸エチルなどの溶剤中で重合反応により得られる溶液タイプの合成樹脂です。スマートフォンなど、タッチパネル及びディスプレイ周辺部品の光学部材の貼り合わせに使用される粘着剤や、ディスプレイなどの表面を守るための保護フィルム用粘着剤として使用されています。また、一般工業用テープやラベルに使用される粘着剤も製造しています。
~ビニゾール(エマルジョン)~
アクリル酸エステル、酢酸ビニル等のモノマーを乳化重合により得られるエマルジョンです。各種モノマー選定により、ガラス転移点のコントロールが可能であり、粘着剤、塗料・インキバインダー、繊維硬仕上げ等、様々な用途で使用されています。
・接着剤
日本で初めて酢酸ビニルエマルジョンを工業化した実績を有し、被着体や接着工法により、最適な製品提案が可能です。溶剤系、エマルション各種取扱いがございます。
・UV硬化樹脂
~ダイオレット(溶剤系、無溶剤系)~
プラスチック素材はその軽量や加工性等の特性を活かし、ガラスや金属に代わる材料として、光学分野をはじめ様々な用途で使用されています。しかし、プラスチック素材はガラスや金属と比較して、耐擦傷性、耐熱性、耐候性、耐薬品が劣るという欠点があります。これらの問題点を改善する手段の一つとしてコーティング、特にUV硬化型ハードコートは各種用途に幅広く使用されています。紫外線硬化樹脂『ダイオレット®シリーズ』は 様々な機能性を付与したUV硬化型コーティング剤です。お客様の抱えられている問題の解決のお役に立ちます。
・粉体樹脂
包装紙の光沢加工に使用されるUVニス、UVオフセットインクの改質剤、各種フィルム等の樹脂改質剤などの用途で使用されております。溶液重合においては、様々なアクリル酸エステルとの共重合の設計が可能です。また、バッチ生産体制となっておりますので、お客様毎の個別カスタマイズも積極的に行っております。

ライフサイエンス事業

これまで培ってきた高分子合成技術を医薬品・化粧品の分野に応用し、新しい医薬品添加剤・化粧品原料を製造販売しています。また、お客様のご要望に応じたカスタマイズ製品の開発も行っています。

【新規高分子の開発】

お客様のニーズに基づいた医薬品・化粧品分野における新しい高分子の開発を承っております。開発品の試作からスケールアップの検討、最終製品の製造まで一貫したシステムにてお客様のご要望にお応えいたします。

~開発の流れ~

  1. 1.お客様のご要望(初回打合せ)
  2. 2.フラスコ試作
  3. 3.医薬品・化粧品グレードへの対応
  4. 4.スケールアップ製造
  5. 5.製品化

医薬品関連では、新規物質につきましては申請資料の作成や毒性データの取得等、新規添加剤の申請に必要な情報をお客様とのご相談の上行います。また、実生産に関しましては、当社GMP自主基準にて行います。化粧品関連では、化粧品の安全性・品質の重要なパラメーターである不純物の管理(残留溶剤・モノマー)や微生物の管理等を行い製品化までサポートいたします。

受託重合サービスに関する
お問い合わせ先

〒103-8410
東京都中央区日本橋本町四丁目11番2号
第二営業本部 化学品部
東京化学品課
TEL:03-3663-0271
FAX:03-3661-0352

〒541-8513
大阪市中央区伏見町三丁目3番7号
第二営業本部 化学品部
大阪化学品課
TEL : 06-6202-2265
FAX : 06-6222-3098

事業情報

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