• Top
  • ニュース
  • 工具管理におけるRFID活用に関する業務提携契約締結のお知らせ
2023年4月25日

中小規模の製造業DXを推進する東洋電装株式会社とRFタグの設計開発を行うグループ会社の株式会社Uni Tagと工具管理におけるRFID活用に関する業務提携契約締結のお知らせ


当社は製造現場のDXソリューションを提供する東洋電装株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役:桑原弘明、以下東洋電装)及びRFタグの設計開発を行うグループ会社の株式会社Uni Tag(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長:半野巧也、以下Uni Tag)とRFIDの技術を活用した工具管理のRFタグ課題を解決するため、2022年10月より業務提携を決定いたしましたので、お知らせいたします。

背景


 日本の製造業においては、ほとんどの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが進んでいないことが大きな課題となっております。経済産業省が公開している2020年度版ものづくり白書(※1)では、製造業に分類される企業に調査したデジタル技術の活用理由として、人の作業負担の軽減が58.8% 労働時間の短縮が46.5%という結果を発表しています。一方、総務省の令和3年情報通信白書(※2)によると製造業の約80%がDXに取り組めていないという結果が出ております。

※1 経済産業省:2020年度版ものづくり白書
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2020/honbun_pdf/pdf/honbun_01_02_01.pdf

※2 総務省:令和3年情報通信白書
第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済
第2節 企業活動におけるデジタル・トランスフォーメーションの現状と課題https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd112400.html

工具管理の課題と目標


 人の作業負担で考えると工具管理もその課題の一つとして挙げられ、工具を無くす、探す、管理するなど無駄な作業が常に発生しております。工具管理のデジタル化としてRFIDを活用した管理方法が代表的です。
 RFタグを活用した工具管理ですが、工具ごとに適した「タグの選定・取り付け方法・読み取り距離」が定まっていないため、現状全ての工具にタグを取り付ける事は困難です。
本提携では、製造業のデジタル技術の導入きっかけの一つとなる「RFID技術を活用した工具管理」の提供を目的として、製造業である東洋電装は、作業現場で工具の読取りテストを、RFタグの開発、販売をしているUni Tag及び当社は、タグの開発及び提供を行い既存の工具に取り付けやすい形状のRFタグ開発を進めていまいります。開発を通して、製造現場で発生する工具を探す時間、管理工数、在庫数確認をRFID工具管理で解決いたします。

現状の工具の管理の様子


■東洋電装株式会社
・公式サイト:https://t-denso.com/

会社の概要

東洋電装株式会社は配電盤及び自動制御盤の設計を主な事業としてスタートした企業であり、現在では制御盤システム事業だけでなく高速道路システム事業、IoTシステム開発事業、介護医療システム事業など多岐に渡る事業展開を行っております。

問い合わせ先:
東京都中央区日本橋本町四丁目11番2号
第三営業本部エレクトロニクス材料部RFIDチーム
TEL:03-3663-0361

このページのトップへ